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2015年9月 5日 (土)

岡崎市議会 9月定例会 一般質問 概要

平成27年9月1日

岡崎市議会9月定例会にて一般質問を行いました。

以下は、質疑応答の概要です。

1 大学病院建設について 

(1)進捗状況と今後のスケジュール

やなせ太
本年3月、本市と藤田学園は、大学病院の整備及び運営に関する協定、いわゆる最終協定を締結したところであるが、その後の進捗状況と今後のスケジュールについて伺う。

A 保健部長
 本市においては、医師会や病院などの地域医療関係者との会合を通して、大学病院への要望や今後の地域医療体制に関する意見交換を重ねている。
  一方、藤田学園では、学園内に新病院建設に向けた準備委員会が設置され、診療体制や病棟の設計、スタッフ確保対策など、新病院の構想づくりに着手している。
現時点で、藤田学園からは、今年度末までに大学病院の基本構想をまとめ、平成28年度に基本設計を、平成29年度に実施設計を策定し、平成30年度から建設工事に入りたいとの意向を伺っている。
さらに、藤田学園からは、一連の準備と並行して、既存の地域医療機関との連携や役割分担についても協議を進めたいと伺っている。

(2)支援に関する覚書

やなせ太
8月26日に幸田町と「大学病院の整備等支援に関する覚書」が締結されましたが、この覚書締結の経緯は?

A 市長 
本市と幸田町で構成しております西三河南部東医療圏における救急医療体制の深刻な課題があった。現在も、市の南部地域や幸田町の全域においては、救急車の3割~4割が医療圏内の病院に搬送できずに、安城、西尾、蒲郡などの病院にお世話になっている状況。
幸田町としても、市の南部に建設される大学病院への期待が高く、この度、本市と幸田町が大学病院への支援を共同で行っていくことを記載した覚書締結に至ったもの。

やなせ太
 幸田町とは医師会も一つであり、西三河南部東医療圏として幸田町にも協力いただき、地域医療の充実を図ってもらいたい。この覚書締結により、大学病院支援においての負担割合や負担額は、どのような考え方でいつ頃決めていくのか

A 保健部長
両市町の負担割合等については、建設支援は病棟建設着工までに、また、救急医療支援は病院の開業までに、岡崎市と幸田町が事務協約を締結して定めることとしている。様々な分野における本市と幸田町の連携の実績なども考慮した上で、両市町の負担割合を調整していくことになる。

やなせ太
現在、県では、2次医療圏域ごとの地域医療構想の策定に入っている。また、同時に区域における関係者の意見をまとめるためのワーキンググループも設置され、ここで機能別の必要病床数の調整など意見集約が図られるとのことだが、ぜひ、大学病院の開業を見込んだ調整を図っていただくようお願いをしておく。

2 中心市街地のまちづくりについて

(1)おとがわプロジェクト

やなせ太
岡崎・乙川リバーフロント地区まちづくりデザイン事業「おとがわプロジェクト」で、行政・市民が一丸となり、街中の豊かな水辺や、既存の建物・まちなみを活かしつつ、新しい「都市の風格」づくりに挑むものとのことです。
はじめに、まちづくり討論会が、7月12日にキックオフフォーラムとして開催され、次にキックオフシンポジウムとして、まちづくり講演会が、8月2日に、そして、その8月2日から9日までの間、短期集中型ワークショップとして「岡崎デザインシャレット」が開催され、セントラルアベニューとしての中央緑道再生計画とホテルやコンベンションホールなどを想定した太陽の城跡地活用計画について提案があった。
まず、中央緑道再生計画での、各チーム提案はどのような内容であったのか?

A 拠点整備担当部長
 中央緑道再生計画では、一つ目が「岡崎の歴史と未来が重なる道」。二つ目は、「おとがわ町家緑道」として、三つ目は、「参道緑道」との提案があった。

やなせ太
 次に太陽の城跡地活用計画では、この地区の模型を作り、容積率を200%、300%、400%とした条件で提案されているが、どのような特徴があったか。

A 拠点整備担当部長
 容積率ごとにホテルの客室数やコンベンションホールの収容人数などをそれぞれ想定しているが、各提案とも乙川側を低層階とし、オープンテラスを機能的に配置している。また、風の道や乙川の風景を楽しむとともに、乙川からの景観にも配慮し、できる限り乙川に面する断面を小さくする工夫がされている。

やなせ太
今回のデザインシャレットの成果はどのようなものであったのか?

A 拠点整備担当部長
 学生が中心となり、柔らかい議論の場をつくることで、専門家や市民、行政の声を中立的な立場で取り入れながら、敷地がもつ課題や可能性、計画の方向性等の政策に反映すべき重要な要件を見つけ出すことができた。また、関係者の間でその課題のあり方を共有することができたのも大きな成果のひとつと考えている。

やなせ太
今後、市民も参加するワークショップを開催する予定があると思うが、進め方とテーマは?

A 拠点整備担当部長
 10月からは、地域の住民や市民の方から広く参加を募り、「おとがわプロジェクト」をまとめるワークショップを開催。
このワークショップでは、4つのテーマを現在考えている。一つ目は、かわまちづくり。二つ目は、中央緑道活用。三つ目は、歴史観光まちづくり。四つ目は、賑わい創出である。

やなせ太
 今年度のスケジュールと今後の展開はどのようであるか?

A 拠点整備担当部長
 今年度のワークショップを通じて、まちづくり講演会やまちづくりの基本方針の展示会、まちづくりの基本方針に対するフォーラムの開催を予定。
今後の展開は、民間のまちづくりの担い手を探し育てることができるような仕組みの構築をめざす。さらに、かわまちづくり支援制度を活かした活用実行員会や中心市街地での空き家対策など、民間主導で行える仕組みづくりに取り組む。

やなせ太
 市長も学生の方々とさまざまな意見交換をされていたが、市長は、今回のデザインシャレットについてどのように感じられたのか?

A 市長
 一地方都市の活性化計画に対し、全国から34名もの有志の大学生の方々が、自前で参加いただき、これだけの斬新なアイデアの詰まった成果を短期間で出していただいたこと、また、学生の方々の真剣さに圧倒される思いだった。
 さて、今回の試みの成果として一番意義があったと思われることは、若い力と才能の発見。
 個々のチームの発想は景観との調和や風の流れまで考え、現実的な建築様式を踏まえながらも、ユニークで夢のあるすばらしいアイデアのひらめきがあり、そうしたものを今後の他の施設でも活かしていきたいと思えるものばかりであり、定型的な発想を超える興味深いものであった。
 もし、今回提案されているようなプランにチャレンジする民間事業者が現れれば、本市の中心市街地における今後のビル建築の様式、ひいては将来のまちの景観まで一変するかもしれないと考えている。
 いずれにしても、今回のデザインシャレットで若者たちから提案されたプランは、それほど将来に対する期待感を感じさせてくれるものと思っている。

(2) 回遊性を高める駐車場活用

やなせ太
例えば岡崎公園の駐車場に車を止め、公園でのイベントなどを楽しんだあと、康生あたりで夕食でもと思っても、岡崎公園駐車場は午後9時半までなので、車を出さなければならない。他の駐車場と同じように24時間出し入れ可能であれば、そのまま車を置いて、歩いて食事に行くことができ、さらにお店に回数券の用意があれば、帰り際にちょっとお店に寄って買い物などを楽しむ余裕もできる。まさにこれがまちなかの回遊性であり、にぎわいの創出に繋がるものではないか。
現在、中心市街地の市営駐車場は籠田公園地下駐車場と岡崎公園駐車場、図書館交流プラザりぶら駐車場と3か所あるが、この3つの駐車場は、利用料金こそ30分100円で同じだが、利用時間や利用形態、一定時間の無料サービスや回数券利用の有無など利用の仕方が違っている。
乙川リバーフロント地区整備が進んでいく中で、今後の3つの駐車場のあり方についてどのように考えているのか伺う。

A文化芸術部長 
図書館交流プラザ「りぶら」の駐車場については、利用形態は時間単位であるが、2時間の駐車料金無料サービス行っている。また、屋外のりぶら東駐車場1・2においては、24時間営業している。
今後、乙川リバーフロントエリアの整備が進行する中にあって、りぶら東駐車場2については、エリア内の他の市営駐車場と同様のサービスに関して、検討していきたい。

A 都市整備部長
篭田公園地下駐車場は、特定の利用者に限定されることなく利用できる24時間営業の駐車場。利用形態は時間単位と月単位を併用。
今後、(仮称)岡崎セントラルアベニュー周辺などへの来訪者により、駐車場利用の需要に対応するため、普通利用の設定台数の拡大について検討する必要と考えている。

岡崎公園の駐車場は、公園利用者の便宜に供するための駐車場。
 利用時間は午前8時30分から午後9時30分まで。利用形態は時間単位。
今後、利用時間の延伸などの検討を進めていく。

3.自然環境の保全と活用について

(1) 北山湿地

やなせ太
昨年10月の環境教育委員会において、池金町にある北山湿地の視察を行った。北山湿地が自然環境保護国指定されており、本市のレッドリストに記載されている絶滅危惧種がたくさんあることがわかった。まさに、北山湿地は本市の自然環境を代表する場所であるが、北山湿地の現在の保全状況と活用は?

A 環境部長
北山湿地は、本市で最も大きな湿地であり、湿地性植物が豊富に生育しており、動物の捕獲、木竹の伐採、植物の採取などの行為を規制している。
現在、市民ボランティア団体による保全作業が行われている状況。
活用については、年3回の観察会を開催。来年4月には北山湿地で、主に湿地関係者を対象とした湿地サミットを開催する予定である。

やなせ太
もっと市が積極的に保全活用し、岡崎にこんな素晴らしい自然があるんだということをアピールすべき。本市の貴重な自然資源を観光と結び付けて、市内外の多く方に見てもらうというのはいかがか?

A 環境部長
今後、北山湿地を保全する際は市が積極的に整備することを考えている。
また、北山湿地を森の駅に昇格させ、くらがり渓谷やホタル学校などと同じように積極的に活用していきたい。

(2) 希少野生動植物種

やなせ太
本市の自然環境保全条例により、現在はギフチョウが希少野生動植物種に指定されているが、新たな指定状況についてお聞かせください。

A 環境部長
現在は、ギフチョウの1種を指定しているが、新たな指定希少野生動植物種として、桜井寺町に生育するシロバイを考えている。シロバイは岡崎市のみならず愛知県内でも市内桜井寺町のみに自生する小高木で、本市が日本国内の東限に当たる、非常に希少な植物である。

やなせ太
(3)市街地での自然
多くの市民の方が普段生活している市街地で、もっと身近に自然に触れる場所を整備することはできないか。例えば、市内の中心を流れる乙川の上流域は、ホタルの生息地として知られているが、下流域の乙川リバーフロント地区周辺でも、ホタルが見られるような場所があったら大変素晴らしいと思うのですが、いかがでしょうか。

A 環境部長
岡崎市史や昔、乙川下流域付近に住んでいた方の話によると、以前その地域にもホタルがいたようである。現在は、水質の悪化、生息環境の変化などによりホタルがいなくなったと推測される。
乙川下流域全体、すなわち広範囲でのホタルの飛翔は難しいかもしれないが、一部でも飛翔しないか、検討したい。

やなせ太
乙川リバーフロントの人道橋から、ホタルの飛翔が眺められたら、どんなに素晴らしいことか。
7月に行われた乙川プロジェクトのキックオフフォーラムでも乙川河川敷に季節の草花を植栽できないかという意見も出ていた。また五万石船船着き場跡近くの通称ひょうたん池は、現在草に覆われて手つかずの状態ですが、少し手を入れビオトープのように活用するなど、リバーフロント地区整備の進捗に合わせ、良好な水辺の自然環境を有効活用できればと考える。
かつてあった様な豊かな自然生態系を再生し、都市生活者が自然とともに暮らしている実感を得られる場を作ることも、市民の生活の質の向上や子供たちの環境教育の面において極めて重要ではないか。

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